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オンライン講義を効果的に見る

目標を決めてから見る、倍速と一時停止の基準、書き写すより問いを残す、見終えたらひとりで思い出す、までをまとめました。

📚 勉強法 · 7/10· ⏱ 読了目安 2分 ·情報更新 2026-10-02

📋 基本情報

見る前
目次を見て今回の講義の目標を決める
倍速
慣れた内容は速く、初めての概念はふつうの速さで
ノート
書き写すより要点と問いを残す
見たあと
その日のうちに講義内容をひとりで思い出す
落とし穴
進捗率を勉強量と取り違える

講義を見たことと学んだこと

オンライン講義はいつでも見直せて速さも調整できるので便利ですが、その便利さゆえの落とし穴があります。講師の説明を追っているあいだはすべてわかったように感じ、進捗率が上がるとたくさん勉強した気になります。けれども説明を聞いてうなずくことと、自分で説明して問題を解けることは別物です。講義はあくまで学びの材料で、実際に残るのは講義のあとに自分で思い出し、書いてみた分だけです。

見る前に目標を決める

講義を再生する前に一、二分だけ使って、今回の講義の目次や資料に目を通してください。何を学ぶ講義なのか、前回とどうつながるのかを知ったうえで見れば、説明のどこが大事かを見分けられます。そして「この講義が終わったら、この概念を自分の言葉で説明できる」のように、終わったときの目標を一行で決めておきます。目標があれば講義中にその部分でより集中でき、見終わったあとに達成できたかを自分で確かめられます。

倍速の基準

再生速度を上げれば時間を節約できますが、速ければ速いほどよいわけではありません。すでに知っている内容の復習や話し方のゆっくりな講義は速めでもかまいませんが、初めて見る概念や解き方を追う部分はふつうの速さのほうが向いています。倍速で見ながら何度も巻き戻しているなら、かえって時間がかかっています。ひとつの講義の中でも、易しい所と難しい所で速さを変えるのがいちばん効率的です。

  • 復習・知っている内容:速めに
  • 初めての概念・定義:ふつうの速さで
  • 解き方の説明:止めて自分で書いてみる
  • 何度も巻き戻すなら速さを落とす

止めて先に解く

オンライン講義の最大の利点は、いつでも止められることです。講師が問題を出して解説を始める前に一時停止を押し、まず自分で解いてみてください。講師が次に何を言うかを予想してみるのもよい方法です。自分の解き方と講師の解き方を比べると、どこで考えが分かれたかがはっきりし、その部分が長く記憶に残ります。止めずに最後まで聞くだけだと、講義は楽に終わりますが、頭に残るものはずっと少なくなります。

書き写すより問いを残す

講師の話をそのまま書き写すと、手が忙しくて考える余裕がなくなります。ノートは、資料にない説明、講師が強調した要点、理解できなかった部分を中心に短く残すほうがよいでしょう。コーネル大学で考案されたとされるコーネル式ノートのように、ページの片側に重要な言葉や問いを書く欄を設けておくと、あとでその問いだけを見て内容を思い出す復習にすぐ使えます。ノートの整理のしかたは、メモ整理の記事で詳しく扱っています。

見たあとでひとりで思い出す

講義が終わったらすぐ次の講義に進まず、画面を消して今聞いた内容を紙にまとめてみてください。重要な概念をいくつかと、その関係を記憶だけで書き、詰まった所だけ講義や資料で確かめます。できればその日のうちに、その内容の問題をいくつか解いてみるとよいでしょう。講義ひとつを見た時間と同じくらいをこの整理と問題演習に使うと考えると、計画が立てやすくなります。この手順を抜いて講義だけを続けて見ると、前の内容はすぐに薄れていきます。

  • 画面を消して重要な概念を記憶で書く
  • 詰まった所だけ講義・資料で確かめる
  • その日のうちに関連する問題をいくつか解く

見る環境を整える

オンライン講義には、同じ画面でほかの楽しみに移りやすいという弱点があります。講義を見るときはほかのタブやメッセージの通知を切り、できれば全画面で見ましょう。スマートフォンで見るときは、講義以外の通知をしばらく止めておいてください。寝転んで見たり、別のことをしながら流しておいたりするやり方は、復習には使えても初めて学ぶ内容には向きません。講義がひとつ長いなら、途中に短い休憩を入れて集中が途切れないようにしましょう。

よくある失敗

いちばん多い失敗は、進捗率を勉強量と取り違えることです。講義を最後まで再生したという記録は、自分が何をできるようになったかを教えてくれません。もうひとつは、いろいろな講師の講義を渡り歩き、同じ単元を何度も最初から見直すことです。わからない部分だけ別の説明を探すのはよいことですが、講義を替えることで自分で問題を解く時間の代わりにはなりません。ひとつの講座を決めて最後まで見て、残りの時間は問題演習に使いましょう。

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